東大と手を結んだ喜多方市
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東大と手を結んだ喜多方市
東大の農学研究の知識が、現場でどのように活用されるのか、楽しみだ。
喜多方市が進める先進的取組
蔵のまちとして名高い福島県喜多方市は、豊かな自然と地下水に恵まれた農業地域だ。また、平成18年6月、「グリーン・ツーリズムのまち」を宣言しており、農業体験を通した都市との交流も盛んだ。
さらに、小学校で「農業科」を授業として展開しており、全国的に見ても先端的な取組を進めている。
その喜多方市が東京大学と協力し、都心の親子がグリーンツーリズムと科学実験をあわせて体験する「サマーサイエンススクール in 喜多方」(2007年 主催:株式会社リバネス)が開催されたことをきっかけに、東京大学農学生命科学研究科との提携の機運が一気に高まった。
当時、同大学院農学生命科学研究科博士課程に在籍中だった鹿島光司さん(現千葉大学研究員)らがコーディネートし、サマーサイエンススクールと併せて、プリオン研究の第一人者で、
東京大学・食の安全研究センターの兼任教員も務める小野寺節教授が、喜多方市の市民向けに「食の安全・安心」に関する基調講演を行った。
生産者たちの高い関心
当日、講演には100人ほどが参加。市民からは農業分野全般にわたってさまざまな質問が出た。
市は、農学研究に対する生産者の関心の高さを感じたという。
そして、白井英男喜多方市長は、小野寺教授の研究室との提携に踏み切った。
同市内にある農村活性化施設・伝田館に小野寺教授の研究室が「喜多方サテライト」を開設。
そこを拠点に、まずは、農業経営や技術に関する相談を寄せたり、講演会を開催したりするのが手始めだ。
高まる連携への期待
すでに、イネのいもち病の対策についてや、木材のスペシャリストのコーディネート、高付加価値野菜の栽培技術についてなどの問い合わせが数多く寄せられている。市は、「焦らずにお互いが受け入れられる提案をしていけたら」と長期的な視点から展開を考えており、今後の成果が期待されている。
2007 年に開催されたサマーサイエンススクールin 喜多方の様子。都心の親子は科学体験に加え、実際の農作業にも取組んだ。
















