泡盛の現状
Be AGRI泡盛の現状
- カテゴリー: 総合
- 投稿日時:2010/01/24 06:48
先日、沖縄県の泡盛に携わる方にお話をする機会がありました。
沖縄県の特産品の一つである泡盛。泡盛は以下の工程で作られます。
洗米→浸漬(しんせき)→蒸し→・種付け【黒麹菌を散布】→製麹→仕込み→モロミの醗酵【アルコール発酵】→蒸留→貯蔵→充填
このモロミが発酵した後の粕のことを、沖縄では『かしじぇー』と呼ばれています。このかしじぇーが問題なのです。
昔はその大部分が豚のえさとして利用されてきました。かしじぇーは、タンパク質が48.5%と良質な資料であり、昔から豚に与えると肉質が良くなり、はやり病にかからないと言われてきたそうです。しかし、養豚業の衰退と泡盛の生産量のバランスがとれなくなり、かしじぇーが余る一方で処分に困っているという現状があります。
現在は、生産される約7割が畑に肥料として処分されるそうです。それも特別に認可をうけ、行っているとのことです。
養豚業から見てのかしじぇーの最大の問題点は、水分が93%と多いことです。
水分が多いと、腐敗が早く、運搬が困難です。また、水分が多い飼料を与えると、豚の尿量が増え、豚舎を汚してしまい、汚水の増加と臭いの問題があります。一方で、水分が多い状態で餌をやることが出来る【リキッドフィーディング】という新しい技術もありますが、導入に何千万という設備投資が必要で、沖縄県にはそれだけの体力を持った養豚業者はなかなかいません
琉球大学では、牛において混合飼料の数%をかしじぇーで代替できるという報告があります。石川酒造場ではかしじぇーに注目してもろみ酢を生産されています。また、かしじぇーを乾燥させてペレット化する取り組みもされていました。
泡盛かすも利用法を考えれば、貴重な飼料原料の一つです。今後検討を進めていきます。
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