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食育
- カテゴリー: 総合
- 投稿日時:2009/06/12 15:37
農地に行き、農業体験をしたらそれだけで終わりではない。
農業にかかわる知識提供の時間を通して、体験者がその場限りではなく、継続した興味を持てるように食育事業を展開しています。
生命力のある野菜を作る。畑から教育活動を展開する。

一方で、社会の環境意識の高まりと共に、農業の世界に夢を持ち就農する若者も増加しているが、農業で生計を立てることができずに離農してしまう新規就農者も後を絶たない。
新たな取組に活路を見出し、有機農業を実践する千葉県の若手生産者を追った。
生命力のある野菜を作りたい。三つ豆ファーム誕生
「環境問題を何とかしたいと思っていたんです。」そう語る三つ豆ファームの山木さんは、もともと大学院でバイオテクノロジーを学び、微生物を用いた環境浄化を研究していた。しかし、自分が本当にやりたいことを見つめ直したとき、より分かりやすくそして直接人の役に立つ仕事に就きたいと感じるようになったという。
どのような仕事に就くべきか悩んだあげく、山木さんは大学院を卒業したあと1年間、自分探しの旅に出た。
訪れたアジアの国々では、そこに住む人々の生命力に圧倒された。
「この人たちの生命力の源泉は、きっと食べ物に違いない。自分も生命力あふれる食べ物を作っていきたい」。
そのときの経験が元になり、山木さんは農業にチャレンジすることを決意した。高原野菜の収穫アルバイトなどを経て、少しずつ農業との距離を詰めていった山木さんは、2004年、新農業人フェアでの出会いをきっかけに千葉県の株式会社生産者連合デコポンの研修生となった。
2005年1月、山木さんは新規就農を目指す和田さんと鈴木さんとともに三つ豆ファームを結成した。
いずれもデコポンで知り合った仲間たちだ。三つ豆ファームの名前の由来は、小松昌幸氏の「豆を蒔くとき、三粒ずつ蒔け」から取った。自分たちは自然の一部であり、自然の一部を借りて作物を育てているのだという想いを込めた。
教育活動に活路を見出す
三つ豆ファームでは、農薬や化成肥料は使わずに有機農業を実践している。生態系全体の循環の中での農業を考え、環境負荷をできるだけ軽減した農業を実現したいと考えているからだ。
しかし、就農した当初は、経験の浅いチームにとって、このこだわりを守りながら営農することは困難を極めた。
「専業農家になりたいのに、生産・販売だけでは食べていけない」。もどかしい気持ちを抱えながら、山木さんは地元の学習塾でアルバイトをしながら、畑を耕し続けた。
三つ豆ファームの転機となったのは、大学時代の友人が起業した科学教育の株式会社リバネスと協力して教育活動を始めたことだった。農業体験イベントは数多 く存在するが、農家が大学研究者と組んで教育サービスを展開するというのは、まったく新しい取組みだった。野菜の種蒔きから食べるまでを、畑・実験室と場 所を変えながら子どもたちに教える、名付けて「農業科学教室」だ。
これまでにスイカ、トウモロコシ、ジャガイモなどを題材にした教育サービスを、都市生活者の親子に向けて提供した。
地道な農業科学教室の取り組みは、やがて食育活動に積極的な食品企業の目に留まり企業のCSR(社会貢献)活動の一環として取り入れられるようになる。
教育サービスが三つ豆ファームの収益事業の一つとなったのだ。「生産者、食品会社、消費者が食育活動を一緒に進めていくことで相互理解が深まる。それがこの活動の一番の意義だと感じています。」
昨年秋、山木さんは近隣にキャンパスを持つ敬愛大学で若い学生たちに講義を行った。その講義がきっかけとなり、50名以上のアジアからの留学生が三つ豆ファームを農業体験に訪れた。
生 命力のある野菜が育つ日本の畑を見て、留学生たちは何を感じただろうか。「これからも、一人でも多くの人に農業のすばらしさ、環境の大切さを知ってほし い。」着実に生産も軌道に乗り始め、農業に専念できる環境も手に入りつつある。山木さんの目は、しっかりと未来を見据えている。
三つ豆ファームが協力した食育の取り組み事例
ケンコーマヨネーズ株式会社
三つ豆ファームのジャガイモ生活
http://potato.leaveanest.com/宮坂醸造株式会社
み子ちゃん.jp の食育情報
http://www.mikochan.jp/c031shokuiku/
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