第3回 葉っぱ
Be AGRI第3回 葉っぱ
- カテゴリー: 大豆のサイエンス
- 投稿日時:2009/08/12 15:00
さて、定点カメラの様子からは、大豆が葉っぱを大きく広げて、どんどん生長しているようすがわかると思います。
というわけで、大豆のサイエンス第3弾は、そんな「葉っぱ」についてお話します。
・葉っぱの生え方には秘密がある?
第2回「大豆の発芽」でごらんいただけたと思いますが、大豆の種が発芽すると、
まず小さなふた葉が出てきます。
さらに、これが大きくなると、先っぽに1枚の葉、その下に2枚の対になった葉が
茎に付いたかたちになります。
写真をみてください。これは、会社の育成機で育てている大豆ですが、
3枚の葉が茎の先っぽについているようすがわかると思います。
そして、大豆を真上からとった写真を見てください。
葉っぱ同士はできるだけ重なり合わないように茎に付いていますね。
なるべく重なり合わないようにすることで、大豆の葉っぱたちは、太陽の光を効率よく浴びることができるのです。
・ 葉っぱの役割
では、こうして太陽の光を浴びている大豆の葉っぱの中では、いったいどんなことが起きているのでしょうか?
ほとんどの植物は、葉っぱは緑色です。これが、ヒントです。
葉っぱの細胞の中には、葉緑体とよばれるものがたくさんあって、
ここでは緑色の色素が太陽のエネルギーをあつめています。
そして、そのエネルギーをつかって何をしているかというと・・・デンプンをつくっています。
このでんぷんをつくるしくみが、みなさんごぞんじ、「光合成」。
ひとことでいうと、葉っぱはデンプンの生産工場です。
光合成は、二酸化炭素と水を、光エネルギーを使ってデンプンと酸素にかえるものです。
そしてそこで作られたデンプンは、大豆が生長していくためのエネルギーになります。
デンプンは水にとけないので、光合成によって葉っぱの中で作られたデンプンは、いったん水にとける、「糖類」という物質に変わります。そして茎の師管(しかん)という栄養分の通り道を通って、植物のからだのあちこちに運ばれるのです。
大豆だけではなく、植物は光合成というしくみをつかって、生きていくエネルギーを
つくっています。
わたしたちは、ごはんやパンを食べて、その中にふくまれるデンプンをもとに
エネルギーを生みだして生きていますね。
これは、植物たちが二酸化炭素からつくったデンプンをもらっていることになります。
植物の光合成のおかげで、わたしたちも生きていけるんですね。
さらに、今問題になっている地球温暖化。
その原因となっているといわれる二酸化炭素を使って酸素を吐き出してくれるので、
植物の能力に、世界中の研究者が注目しています。
さて、このままだとどんどん大豆が成長していきますが、
なんとか追いつけるようにコラムも展開していきます。
次回は「茎」に注目してみましょう。どうやって水を吸っているのか?そして栄養を運んでいるのか?結構気になるところだとおもいます。
では、次回もお楽しみに!!
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